運命の前日

総裁選を明日に控えること

日経23.7Kだな

ただただ凄いとしか言いようがない。

ドル円は、高いところ112.4xあっての現112.3x

姉さんの指摘していた予測高値が示現したようだ。

この先、高値更新する流れとしては、以下のようなイベントが考えられると思う。

  1. 現総理の再選(明日)
  2. FFRの無事通過(今週~)
  3. 米国利上げ(月末)
  4. 米中交渉の進展(未定)

ただし、特に1と3は好材料出尽くしという側面もあるので

事前に上げてきているこのような状況では注意が必要だと思う。

例えば、前記したように株価23.7Kであるから

いつものことでキリ番祭りで24K争奪戦となり

タッチした瞬間にガラになるとか

何度も見てきた光景にも思える。

ただ、25Kになるまでは、日朝会戦には至らない。

 

米長期金利が上げていることで、景気が凄く良いということになっているが、

それであれば、長期金利が5月の高値3.128を更新していないのは何故だろうか。

アナリストさんには日ごろからこのあたりの説明をしっかりとしてほしいと思う。

これは国債の需給が効いてくる部分でもあるので

とりわけ好景気で、株式などへの資金シフトが進まなくても

例えば、中国が米国債を売却するような話にでもなれば、長期金利は大きく上げてくることにもなる。

だから鵜呑みにできるものでもない。

ちなみに今すぐという話ではないが

この週足チャートの昨年9月初旬のところに大きな窓があるね。

これが将来どうなるのかについても気になるところではある。

 

米中経済戦争については

追加の関税が軽微ということで、とりあえずは無視された状況にあるが

軽微でもないものをあえて軽微ということについては

これは長引くという意味で間違いないと思う。

今となっては、そもそも米国が中国に何を要求しているのか

そして、中国が何を拒否しているのかが

よく分からないものになってきている。

おそらくは、いつまでたっても解決しないまま、

中国の中に、米国の51番目の州ができるまで、くすぶり続けるであろう。

ただし、日米の件については、そのあたりは比較的明確なので

割と近い将来に解決するのだろう。

 

世界的にどちらの言い分が正しいかについては

俺個人の見解としては

今のところ、大統領の判断の方が正しいといえると思う。

新興国から金を引き上げて、アメリカの景気を上向かせることで、主要国の株価は上昇基調になっていることは事実だと思う。

その結果は

以前に、元帥院タイムラインに記載したが、

これまでの

先進国にとっての「リスクオフ=円高」にかぶさる形で

新興国にとっての「リスクオフ=ドル高」が乗っかってきている。

今や、新興国の筆頭たる中国経済が失速しても、皆が気にかけない程度に

強気でいられる状況になってきていることは

ますます凄いとしか言いようがない。

少なくとも、大統領が就任したときに

こんなキチガイ(俺の見解ではない)がトップになったら

世界の金融システムが壊滅すると予想したアナリストの予想は

まったく外れていたといえると思う。

ただ、長期的にはまた別の観点からの考察が必要になり、

米中戦争がめぐりめぐって先進国経済を縮小させるというリスクが顕著になれば、その時には、リスクオフのドル高ではなく、リスクオフの円高になる。その関係性はいささかも変化していない。

だから、「日本人」投資家が、つい最近まで印刷機を回しただけの紙屑と揶揄してきた米ドル(債務国のインフレ通貨)のことを、今になって急に、安全資産のドルというのにはかなり違和感を感じるところである。

 

「運命の前日」への4件のフィードバック

  1. 日米通商は、FFRにくわえ、来週25日の日米首脳会談が怖いですね。大統領自ら面と向かって為替に触れてきたら??為替条項呑まされることはなくても、やはり113〜は認めないのだと・・・

    年始、年初来高値レベルへの接近と、この日程が重なる妙。

    1. 総理が今以上の円安を望んでいるかどうか??企業業績は十分だと思うし、それよりも少子化対策などの方を優先するのでは。大統領からしても、日本を本気で敵に回すつもりはないと思う。FFRで少し叩いておいて、首脳会談でかっこよく飾るというのが何時もの流れではないか。

        1. 政治的には110で問題はないと思います。日本円だけが奇怪な動きになっているということは、株式関連ですかね。

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